ネットサーフィンしていたら、次のような記事を発見。
☆本屋が「アパレル系の接客」を仕掛けるのはアリ? 「そりゃつぶれるわけだ」と言われたツイートが話題に
ある古本屋さんの店主の方のつぶやきやその反応などを元に考察を交えた記事となっています。
発端のつぶやきはこちら↓
昔、某有名ファッション誌の編集者に「本屋ってなぜ接客しないの?黙って売れるのを待つだけなんてウチの業界じゃあり得ない。そりゃ潰れるわけだw」という内容のリプライを何度も執拗に送り続けられた経験があるのですが、商材の特徴は接客の違いにも表れるからそんな単純な話じゃないと思うんすよね
— 喜多義治|古書ドリス (@kosyodoris) 2016年10月11日
なるほど・・・
本屋さんで、服屋さん並みの接客・・・
自分は「ウザイ」と感じる派だな。
そもそも、服屋でも、声をかけられたり(来店時の、遠くから聞こえるような挨拶は別です)、視線を感じると拒否感を覚えるくらいですから。
・じっくり選んで、わからないところがあったら、相談に乗ってほしい
・センスのよさそうな店員さんだったら、場合によってはアドバイスをもらいたい
ってな程度です。
それで、もう本選びに関しては自分なりの触覚が出来ていると感じているので、(服屋より)さらに接客はいらないと思います。
(自分で静かに選びたい)
でも、自分がそういう人間でなかったとしたら(あまり本を読まないで生きてきた人間だったとしたら)、コンシェルジェ的なサービスがあれば利用を考えてみるのかも知れません。
しかし、本屋さんでの服屋さん的な接客というのはどういったものになるのでしょう。
来店した人にどういうニーズがあるか(「何に悩んでいるか」とか「どういう趣味があるか」)を聞いて、それに合わせて「こういう本がありますよ」と提案する感じでしょうか。
簡単ではないと思いますし、1冊売れて100円とか200円の世界で、それをどこまで出来るかという問題もあるかもしれないですね。
で、提案を受けて買ってみたものの、読んでみたら思っていたのと違った場合、「言ってたことと違うじゃないか!返品してよ」とクレームをつけてくるお客さんもいそう。
つまり、本屋さんでのそういった接客を一般化するのはかなりハードルが高そうだと思います。
「大型書店で、コンシェルジェ的な人を2~3人用意しておく」とか「本に詳しい店主が手の空いているとき(レジを他の人に任せられるとき)に、相談に乗る」、といったことならできるイメージもわきますが。
まとめると、自分は上記のつぶやきを投稿された方に近い意見。
そんなに単純な話ではない、と思います。
ただ、本屋さんにやってくる人たち(の多く)が潜在的ニーズとして持っていて、それをサービスとして具現化できていないものは何かありそうです。
それが何かを考えて、試しにやってみて、事業として成り立たせていくことができないかを模索する努力はあってもいいのでしょう。